交換留学出願の流れ(1)IELTS受験・勉強方法
こんにちは!
今回は、私の所属大学の交換留学申請から、Göttingen大学へのApplicationまでの流れを時系列順にまとめます!
まず、2022年6月ごろから2022年10月現在までの大まかな時系列はこちら!
留学募集要項、必要なスコア
私の大学では、2022年6月ごろに2023年派遣の交換留学募集要項が公開されました。それぞれ大学ごとに必要な語学要件や成績要件は異なりますが、すべての大学に共通する出願要件・資格は以下!
- 留学時点で1年以上在学している
- 留学中に在学している(休学は不可)
- IELTS5.5・TOEFL iBT72以上 取得
- 出願時点でGPA2.0以上
- 所定の単位を取得している
など、他にもルール厳守などの要件はありましたが、大きくクリアするべき要件は、語学力の証明と成績、単位に関するものが挙げられます。
私は、IELTSもTOEFLも受験経験がなく、高校生の頃に受験した英検と6月に受験したTOEIC以外、語学試験を受けたことがありませんでした😅
出願にはどちらかの受験が必須だったのですが、私はボキャブラリーが乏しく、新たに専門的な単語を覚える必要があるTOEFLの勉強は間に合わないと思い、IELTSの受験を選びました。
この時点で8月末の出願まで残り2ヶ月でしたが、8月中は志望理由書の作成に時間を割きたかったので、7月末の受験を決めました。実質受験まで約1ヶ月。7月は大学の試験期間とも被ってしまい、タイトなスケジュールで勉強を進めました。
目標スコア
IELTSの試験は、Leading、Listening、Writing、Speakingの4技能で構成され、それぞれ1.0−9.0のスコアが算出されます。今回私が必要だったのは、4技能の平均スコアであるOverallで5.5以上・・・ではなく、ゲッティンゲン大学出願に必要な6.5!
全ての技能で最低でも5.0を獲得しておかないと、得意技能でカバーしきれなくなります。受験はSpeaking以外の4技能をコンピューターで受験するCD-IELTSか、ペーパーで受験する2つの種類があります。私はCD-IELTSで受験しました!理由は以下の4つ!
- Writingで文字数が表示される
- Writingで書き足しやパラグラフの入れ替えなどが容易である
- Readingでハイライトが入れられる
- 成績が3−5日で通知される
問題形式や問題数はどちらも同じですが、何よりも大きな利点はWritingにおける効率の良さだと思います!ペーパーで受験する場合、Writingのタスク1(150字以上)タスク2(250字以上)の文字数を自分で数えなければいけません(・・;) また、後から文章を挿入したり、文章そのものを他のパラグラフに移動させたい時にも、消しゴムで全て消さなければいけないペーパー受験とは違い、コンピュータ受験はコピー・ペースト、挿入が簡単にできちゃいます!Writingは特に時間との勝負なので、この違いはとても大きいです!(コピー・ペースト・カットは右クリックでできないので、コピー;Ctrl+C、ペースト;Ctrl+Vの2つは最低でも覚えておきましょう!)
IELTS勉強方法(1)模擬テストを受ける
私は受験まで1ヶ月しかなかったので、じっくり英単語を覚える時間はありませんでした。まず1番にしたことは、模擬テストを受けること!
実際のテスト形式の参考書や、ネット検索、公式ホームページからも受けることができます。
私が使用した参考書はこちら
まずは各セクションの問題形式や、各問題にさける時間感覚を知ることが重要です☝️ここで自分に必要な学習領域を見つけます。「リーディングの時間が足りない」「リスニングで迷子になる」など、課題は人それぞれだと思います。私はここでWritingの壁に直面しました。「日本語でも何を書いたらいいかわからない・・・。」と、特にタスク1の図表要約はどのような構成で書けばいいのかもわからなかったので、とにかくWritingの対策を徹底的に行うことにしました。
IELTS勉強方法(2)Writing対策
私がWriting対策として行ったのは、とにかく数をこなすこと。何度もいろいろな問題を解くうちに、何に着目すべきか、何を記述すべきか、数字の表現の仕方、他の情報との比較表現など、共通点が見つかるはずです。
私が使った参考書はこちら
棒グラフ、円グラフ、折れ線グラフ、マップ、工程などそれぞれの問題形式ごとに例文が書かれています。この参考書は、ワークのように自分で書き込む欄はないので、「まずは問題を見て自分で書いてみる→例文を見て参考にする」を1周行います。ここである程度の要点が掴めるようになります。
私は、私立図書館と大学の図書間にあるIELTSの参考書を手当たり次第借りて、Writingのページをとにかく解き倒しました。ここで一番大事なのは、書いたら終わりにならないこと!!!
書いて満足、解答例を見て満足では、自分の間違いに気づけません。私は幸い、英語ネイティブの友人が複数人いたため、必ず誰かに添削してもらっていました。現時点で頼める人がいない方も、HelloTalkなどの言語パートナーを見つけられるアプリや、学校の英語教師、お金はかかりますが英文添削サイトを使うなど、方法はいくらでもあります。個人的に、HelloTalkは無料で気軽にたくさんの方に添削してもらうことは可能な点便利ですが、見知らぬ人から添削依頼の為だけにメッセージを受け取って詳しく丁寧に添削する気力は湧かない方もいると思うので、信頼できる友人や先生に見てもらうのが一番だと思います。
参考までに、私が友人に添削をお願いした時の記録ですが、文法ミスや友人の回答などかなり役立ちました📝
テスト申し込み済みの方は、ブリティッシュカウンシル(British Council)の公式アプリでも、対策問題が解けます!図解の要約に役立つ表現や数値の書き方などたくさん学べる要素があったので、ぜひ活用することをおすすめします!
IELTS勉強方法(3)リーディング対策
ライティングに慣れてきたら、残りの時間はとにかく過去問を解きました。リーディングの時間配分を体感的に身につけるため、必ずタイマーをセットして本番と同じ条件で問題に取り組みます。IELTSはTOEICや英検と違い、頻出単語や分野の特性はなく、実際の英文記事や書物からの引用問題なので、単語学習のみを行うのではなく、速読力と、答えとなる文を見つけ出す力をつけましょう!
受験当日と結果
私はCD-IELTSを7月23日の午前中に受験しました。8:30ごろ受験会場に到着し、受付と説明を受けた後、9時からlistening、reading、writingの順に12:10まで受験します。
readingは、①葛飾北斎の歴史に関する記事、②歴史的探検家の記事、と後一つは忘れてしまいましたが、緊張と焦りで今まで解いた過去問の中で一番出来が悪かったです😅
writingは、タスク1が棒グラフを用いた4カ国、2年別の人口推移について、タスク2が自転車の利用について賛成か反対か、という問題でした。タスク1は図表の対策に力を入れていたため、マップや工程の説明が出題されたらどうしようと不安でしたが、なんとか時間内にどちらのタスクも書ききれました。
お昼休憩を挟んで14:00からスピーキングのテストがありました。私はスピーキングに関して根拠のない自信を持っていたので1度も対策することなくぶっつけ本番で受験しました、、、。先に結論を言うと、いくら自信があろうとも、スピーキングの対策を自分で行うのが難しくとも、対策なしで受験するのは絶対にお勧めしません!笑
私の場合、質問に対して詰まることなく回答はできましたが、一つの質問に対し何分間も喋りすぎたため、後半の質問は試験官に遮られて強制終了してしまいました。スピーキングのテストは、celebrities をテーマに、「あなたに影響を与えたcelebrityについて、どこで知ったか、なぜ好きなのか」などのスピーチから派生して、「日本のcelebrityの特徴」「celebrityの人権が侵害されていると思うか」「celebrityが有名で居続けるためには何が必要だと思うか」など約30分のテストが行われました。
私は個人的に海外のエンタメに関心があるため、テーマとしては喋りやすくベラベラと喋ってしまいました。喋らないよりいいかな、と思っていたのですが、結果のフィードバックによると、喋りすぎていたがために同じ単語や表現を使っているのが目立ったとのこと。思い返すと、確かにwritingでは表現を変えることを意識していたのにspeakingでは同じ形容詞や名詞を何度も使用していました。speakingでもwritingと同様、パラフレーズや動詞をイディオムに言い換えるなど、いろいろな表現を使用する必要があることさえ認識していませんでした💦
結果は、 Listening6.0、Reading7.0、Writing6.5、Speaking5.5のOverall Band Score6.5 (CEFR Level B2)でした!
自信のあったスピーキングが一番低く、模擬テストでは他3技能も7.0-7.5は獲得できていたのでとても悔しい結果となりました😔 できればもう一度受験し直したいですが受験料2万5千円を払う気もなく、出願に必要なスコアは獲得できたので、妥協しました!笑
今回は、出願要件のうちIELTSの受験に関してまとめました。勉強方法などはあくまで私が1ヶ月で行ったことで、結果も対して良くはないのですが、今後受験を控えてる方やTOEFLと迷っている方の参考になれば本望です。頑張ってください💪
次回からも時系列順に出願までの過程をまとめていきます。Tschüss 👋
ゲッティンゲン大学留学を選んだ理由
こんにちは!
この記事では、前回のドイツ留学を決め理由に引き続き、留学先としてゲッティンゲン大学(Georg-August-Universität Göttingen)を選んだ理由を紹介します。
ゲッティンゲン大学とは?
ゲオルク・アウグスト大学、通称ゲッティンゲン大学は、1737年に設立された総合大学で、ドイツのほぼ真ん中あたりに位置しています。
1737年は、2021年現在から逆算して284年前!
日本で一番古い東京大学が144年前なので、その倍近くの歴史を誇ります👁👄👁
数あるドイツの大学の中でも名門校と呼ばれていて、45名以上のノーベル賞受賞者や、グリム童話で有名なグリム兄弟、鉄血宰相ビスマルクなど、多くの著名人が卒業しています。
ゲッティンゲン大学はその図書館で有名で、ドイツで1番の蔵書数を誇り、その数なんと、9百万冊以上なんだとか!
私はあまり読書が得意ではなく、本からはかけ離れた生活をしていますが、ぜひ図書館には行ってみたいです📚
この写真は図書館内のごく一部みたいなのですが、壮大です👀✨
学部(Faculties)は
- Natural Sciences, Mathematics and Informatics から7つ
- Law, Economic Sciences, Social Sciences から3つ
- Medicine
- Humanities and Theology から2つ
- Centres and Institutes から8つ
に細分化されます。私は、Law, Economic Sciences, Social Sciences から Faculty of Business and Economics を専攻予定です!
ゲッティンゲン大学を選んだ理由
ここまでゲッティンゲン大学の概要を軽く紹介しましたが、私がこの大学を志望した理由は、前回まとめたドイツ留学を決めた理由を体現できると思ったからです!具体的には…
- ビジネス・経済学において英語で開講される科目が充実しているから
- 日本人が少なくドイツ語に囲まれた生活ができるから・学期前の語学コース/学期中のドイツ語科目が豊富だから
- バディプログラムや日独勉強会を通して、コミュニティを作りやすい・参加しやすいから
- ドイツの中心に位置し、主要都市へアクセスしやすいから
英語開講科目について
ゲッティンゲン大学のファクトシートにも、
We offer a wide range of English-taught courses in the field of business and economics on undergraduate as well as graduate level. Exchange students are free to choose English-taught as well as German-taught courses (if interested).
と記載があるくらいなので、ビジネス・経済の分野ではドイツ語がわからない留学生でも英語で学べる科目が幅広く開講されています。
語学コースについて
また語学コースも、学期中にドイツ語の科目を無料で履修できるのに加えて、学期前にIntensive language courseを履修することができます。
2021年現在、全ての語学コースはオンラインで開催されていますが、2022年夏学期からは対面で開講予定みたいです👏
applicants and other interested persons we offer intensive courses in the levels A1-C1.
- 150 lessons: 5 units per day
- 30 consecutive teaching days
- 499€ per course
Our intensive courses comprise 150 lessons (1 lesson = 45 minutes). That is 5 lessons per day from Monday to Friday. Our intensive courses take place from A1-B1 always in the afternoon, from B2-C1 you have lessons in the morning.
コースはドイツ語能力別に別れていて、平日に、1日5レッスン×45分=3.75時間分のドイツ語レッスンが受けられるみたいです。A1-B1のコースは午後、B2-C1のコースは朝に開講されるようなので、私は朝ゆっくり予習に時間が充てられそうです☀️
こちらの語学コースはセメスターの学費とは別に約500ユーロ(約65,000円)ほどかかりますが、受けてみる価値はありそう!現地の生活の適応期間の意味も込めて、ぜひ受講したいです!
詳しいコースの内容はこちらの公式サイトを参照してください!
Information A1 - C1 - IIK Göttingen
ランゲージパートナーについて
さらに、ゲッティンゲン大学にはTandemというバディ制度があるみたいです!
What is Tandem?
a) a bicycle for two :-)
b) a method of language learning: A language Tandem allows you to join forces with someone who speaks the language you want to learn, so you can both benefit from each others skills.
私も現時点では公式からの情報しかないので正確にはわからないですが、オンラインで日本語を学びたいドイツ語話者と、ドイツ語を学びたい日本語話者の私がマッチして、言語交換ができるシステムで、自転車も共同で使える…のかな?
これに関しては実際に使ってみて後々詳しくまとめていきます!
参考までに、大学ホームページのTandemに関するページは以下から⤵︎
Language Tandem - Georg-August-Universität Göttingen
Instagramもあるみたいです🌸
https://www.instagram.com/tandem.unigoe/
以上、ゲッティンゲン大学への留学は、ドイツ留学を決めた理由を軸に選びましたが、穏やかで比較的治安の良い学生街では、学生が多いので友達も作りやすく、留学生や学生向けのイベントが開催されたり、セメスターチケットで交通費や娯楽費が賄えることが魅力的でした!
セメスターチケットは、ドイツの大学なら他の大学でも導入しているところは多いですが、それぞれできることが異なるので、ゲッティンゲン大学におけるセメスターチケットについては別のページで詳しく紹介できればと思います。
Auf Wiedersehen:)
自己紹介 -ドイツ留学を決めた理由-
はじめまして!
私は現在、関西の大学で国際ビジネスを学んでいる3回生の女子大生です。
2022年から、半年間交換留学生としてドイツのゲッティンゲン大学でビジネス・経済について学んできます🇩🇪
ゲッティンゲンはドイツの中心に位置する小さな町で、人口の20%は大学生か大学の関係者と言われていますが、日本人が少なく私の大学でも7年前の2人以降交換派遣はなし。
大学の情報はもちろん、ゲッティンゲンという町の情報も少ないため、私の留学生活の記録として書き残す意味も込めて、このブログを通してゲッティンゲン大学での留学生活について発信していきます✨
このページでは、私がドイツ留学を決めた理由と経緯をまとめます。
留学を決めた理由
私は幼少期から海外の文化や他言語に興味があり、海外での生活に憧れを抱いていました。高校生の頃は異文化交流や語学学習に取り組み、日本でも可能な限り海外出身の方々と交流する機会をつくってきました。
外国語に特化した大学への進学も検討しましたが、将来はグローバルな環境で働きたい!海外勤務も経験してみたい!という思いとビジネスへの関心から、関西の私立大学で商学部に所属し、3回生からは国際ビジネス専修に所属することを決めました。
「大学在学中に長期留学に行く」という夢をもち、2回生で1年間留学に行くことを思い描いていましたが、2020年、新型コロナウイルス流行の影響で実現することはできず、家にこもってZOOMで授業を受ける1年間、、、。
3回生になり、「就活」という言葉を耳にすることが多くなる時期に入りました。コロナ禍での留学、就活真っ只中での留学、大学の交換留学で単位認定するには1年の留学では4回生で卒業できない、と不安要素や留学を断念せざるを得ない要素はたくさんありましたが、「今妥協したらもう一生行けへんかもしれへん!!」という思いで、4回生春学期から半年間の交換留学に申請することを決めました。
ドイツを選んだ理由
私がドイツ留学を決めた理由は、大きく3つ!+付随的な理由3つです。
- 私の学問専攻的な理由(経済やグローバルビジネスに強い、SDGsなどの取り組みにも積極的など)
- 英語以外の言語を習得したかったから
- 移民が多く多様性に優れた国で異文化交流がしたかったから
- 1度は旅行してみたい国だったから
- ヨーロッパの中心地で他の国へのアクセスが良いから
- ずっと会えていない友人に会いたかったから
私の留学は語学留学ではないので、英語で専門科目を学習しに行くのですが、私の専攻が国際ビジネス専修で所属するゼミでSDGsについて研究していることから、ドイツは魅力的でした。
また、もちろん英語もまだまだ完璧ではないですが、私が新しいことにも挑戦してみることが好きなので、これまで一切学習経験のなかったドイツ語の勉強にも励みたいと思いました。
留学を決めた理由でも記載しましたが、私は国際交流イベントや異文化交流会を通して、いろんな国の、いろんな人種の、いろんな文化や価値観、バックグラウンドを持った人々と交流するのが大好きです🔎✨ドイツは移民の受け入れに寛容で、世界中から多様な人々が集結することから、異文化理解にはうってつけだと思いました!
以上が学習面での理由ですが、もちろん留学するなら楽しみたい!
私は旅行することが大好きなので、滞在中はヨーロッパ域内のいろいろな地域を訪問したいと思います✈️✨
特にミュンヘン(München)のノイシュヴァンシュタイン城(Neuschwanstein Castle) は私の大好きなディズニーのシンデレラ城のモデルになったとも言われており、一度は行ってみたいです!休暇中は、来年2022年4月に30周年を迎えるDisneyland Parisにも絶対行きたい!!
と、留学期間中に日本では体験できない貴重な経験をとして、安全に、楽しい思い出をたくさん作りたいと思います!
ここまで読んでくださりありがとうございます。
この記事では、ドイツ留学を決めた理由をお話ししてきました!
ドイツの中でもなぜゲッティンゲン大学を選んだのかも記載しようかと思いましたが、長くなってしまうので、次の記事で留学中の目標などと合わせてまとめようと思います😌
このブログでは、留学までの手続きや準備について、ゲッティンゲンでの生活、ドイツ・ヨーロッパの情報など、特定のジャンルに絞ることなく、ゆるっと紹介していきます。